Art booksーpick up.....こんにちは、今日も天気が良くてすぐそこに春が近づいてるなってところですが、
みなさんの中には、引っ越しや転職など新しい生活を迎える方もいると思います。
日常の事、もっといえば「住む」という事を改めて考えるシーンも多いのでは?
今回ピックアップする一冊は
ROBERT ADAMS の「our lives and our children」
70~80'sアメリカ コロラド州デンバー,の日常風景。
何気なく見えますが実は核兵器工場ロッキーフラッツ直下の区域に住む住民達の様子をスナップした写真集です。
カバー写真の少女をスナップしたものも人影にすっぽり閉ざされたように見えるのが印象的なフォーカスですね、
毎日の何気ない生活の中に人々が抱える不安や気がかりな事、どんな日常でもきっと誰しもが抱えるものでもある「ひっかかり」、
そういう意味での日常というような事をいろいろと思いながらページをめくりました。
ここに住む人達の環境は近くに核兵器工場ありの特殊なものですが、みんなそれに慣れてある意味当たり前に生活しているっていう風にも見えてきたり、
なにか気にしてるようにも思えたり。
日常、暮らしというものは何処に住んでいるかにもよるそれぞれの事であるなっとか冷静に思ってしまったりと
いろいろ頭をめぐりましたよ。
簡潔さが伝わってくるロバート アダムスの写真は個々の思いにも寄り添ってくれそう。
生活感とは
きっと誰がとなりにいるか、のような気がしたところで
ではまた。
ROBERT ADAMS ; our lives and our children
STEIDL出版